カンボジアを汚くて、貧しくて、地雷がまだそこら中にあると思っていませんか？ 行ったことがある方には「そんなわけないだろう！」と笑われてしまうようなことを多くの日本人は いまだにカンボジアに対して、いやアジアの新興国に対して思っている人がたくさんいます。 確かに貧困問題などまだまだ課題は残されていることも事実ですが、一方で カンボジアはアジア新興国の経済成長国として、今、世界から大きな注目を集めています。 高校生の皆さんが活躍する10年後には、カンボジアなどを始めとするアジア新興国の都市で働き 活躍を期待されるようになっています。 そんな目まぐるしいスピードで成長するアジアの現場だからこそ学べることが多くあります。 日本とは全く違う環境のカンボジアのアンコールワットで著名なシェムリアップで今夏、3つのMoGプロジェクトを用意しています。どのプロジェクトに参加するかは問題解決トレーニング開始とともにお知らせします。
※都合により実施プロジェクトが変更することがありますので、了承下さい。

世界が注目するカンボジア・シェムリアップ

世界遺産の中でも有数と言われる美しさを持つ、アンコール・ワット。 その美しさは、多くの旅人を魅了しています。日本人の“行って良かった海外旅行満足度ランキング”では、トップにもなるほどの魅力を持ち、2020年までに年間観光客数750万人突破されると言われています。そんなカンボジアですが、過去の悲しい歴史を経て、近年では経済成長まっただ中。実際に、街中にはおしゃれなカフェやレストランが増えてきたり、この1〜2年で高層ビルもかなり増えてきました。とはいっても、シェムリアップはまだ都会化はされておらず、田舎らしい人々の温かみや広大な自然も感じられる特別な街です。そんなシェムリアップでは、より良い未来を創るため、ビジネスの力を使って世界を変えようとしている日々戦っているチェンジメーカー達がいます。

郊外の村で子育てをしているお母さんに、安定した収入を

チェンジメーカーのカンボジア人女性、Srors（スロアーズ）は若干27歳にしてRokhak（ルッカ）を立ち上げました。ルッカでは、貧困家庭や農村出身者の女性（特にお母さん）たちを雇用し、ウォーターヒヤシンス（水草の一種）から作られるハンディクラフト雑貨（バッグやカーペット等）の生産、そして販売を行っています。この事業を通じて、シェムリアップ郊外の村に暮らす子育てで時間がないお母さんたちに、適切で安定した収入をもたらしています。カンボジアでは、男性の収入のほとんどが生活費として消えてしまいます。そのため、子どもが学校に行くための教育費などは、女性が稼がなければなりません。ルッカは村のお母さんたちの収入を増やすことを通じて、彼女たちの“今”だけでなく、カンボジアの“未来”を創造する、大きなビジョンを掲げています。

ルッカの成長と展望

創業から3年。未だに資金繰りや人材採用、生産管理など様々な課題に直面をしている中、明るいニュースもあります。シェムリアップのいくつかのお店に、商品を置いてもらえるようになったのです。これを受けて、今後は日本人から人気の高い観光地であるシェムリアップの土地柄を活かして、日本人向けの販売を強化していく戦略です。まずは600万人にも及ぶ世界的な観光地-シェムリアップの”誰”をターゲットに設定をしていくのかをリサーチが必要です。正しいターゲットに合わせた商品づくりをしていくことが、これからのルッカの成長の重要な鍵を握ります。

今回のMoGのミッション

今回のMoGのミッションは、他では販売をしていないような新商品開発及びプロモーション戦略を作ることです。また、6月より新しい店舗ができるために、店舗改善の為に参加者の皆さんがが店頭に立ち、世界中から集まる観光客に販売をすることもあるかもしれません。現地では、スロアーズが住んでいる東南アジア最大の湖であるトンレサップのふもとにて活動することになります。若干27歳のカンボジア女性起業家のスロアーズ率いるルッカにて、経済的に非常に苦しい立場にある子育て中の母親のために、一からの問題解決に挑みます！