PROJECTS
MoGプロジェクト
思考と実践の高速サイクルで挑戦を形にする
very50だけの問題解決実践×教育プログラム
September 10, 2016 - September 20, 2016
【社会人・大学生向け】カンボジア~Khmer Creations & Cambodia Knits~
女性支援のためのアクセサリー,ニット商品の事業開発に挑む
 
対象者 ・ビジネス思考、ビジネススキルを座学だけでなく実践まで通じてしっかりと身につけたい方
・新興国で活躍をしたいと考える方
・就職活動、転職活動を含めた将来のキャリア選択の指標が欲しい方
・新興国でのマーケティング戦略に興味のある方
申し込み締め切り 募集は締め切りとなりました。
事前トレーニング期間 2016-07-16 〜
現地期間 2016-09-10 〜 2016-09-20
INFORMATION プロジェクト詳細

現在と未来のアジアを理解する。

”発展途上国”は、今や"可哀想な国"という側面だけでは語れないほどに発展を遂げています。 Base of Pyramid=BOPと呼ばれたかつての貧困層は中間層となり子供たちの教育にお金をかけはじめ、欧米型の生活を追い求めるようになりました。
Top Of Pyramid=TOPと呼ばれるアジアの富裕層達の動きも激しく、アジア発の企業が日本企業を買収したニュースは記憶に新しいのではないでしょうか。 様々な観点からいまのアジアを理解することで、アフリカや中南米などの世界の新興国で起きていることのヒントを探ることが出来る仕掛けとして、very50から全く新しいMoGを提供させていただきます。

女性の自立=女性起業家を創出する

紛争や地雷のイメージが強い90年代のカンボジアでは児童売買や売春が蔓延していましたが、欧米各国NGOのよる支援の成果もあり、現在では状況はかなり改善しています。
首都プノンペンは他の新興国の都市がそうであるようにここ10年で飛躍的に開発がすすめられて、物価があがっていきました。しかし、労働者の雇用条件はいまだに劣悪なところも多く、貧しい農村に生まれ教育が十分に受けられない環境で育った女性は、低賃金で搾取されたり、売春に走ってしまったりと、現在でも根深い問題が残っています。

そんなカンボジアで、元売春婦や貧農の女性への“職業訓練”と“正当な雇用創出”のために欧米人と現地人によってプノンペンに設立されたのが、”クメール・クリエイション”と、”カンボジア・ニット”です。ハンドメイドジュエリーと、編み物商品の生産販売を通して、女性の自立=女性起業家を創出することを目指しています。

"Home-based production"

あたたかみある100%コットンのおみもの商品を生産しているカンボジア・ニット(Cambodia Knits)では、CEOのモニカ(カナダ人)とともに、Chomnanという男性が実質的に統括マネージャーとしてビジネスをすすめています。
村には働き口がなく、家族を置いて都心の仕事場まで行くために多くの時間と交通費を奪われている女性のために、家で家族のそばにいながら、スキルを身に着け給与を稼げる仕組みとして、カンボジア・ニットは、スタッフが村に行き、村の女性たちが作った商品を回収する「home-based production」を実施しています。現在までに50人以上の女性への編み物トレーニングをし、商品を販売しています。

生産過程を共有する二つのブランド

今回、初めて2つの社会企業と同時にMoGプロジェクトを行います。理由として、実は2つの企業は、生産業務を完全に共有しているという特殊な事情があります。

オフィスも共有しておりワーカーさんたちは、クメールクリエイションとカンボジアニットのどちらか片方に契約上所属してはいても、両方の企業の商品を作っているため、あえて分けて片方の経営改善をするのではなく、現地CEOたちと相談の上、同時にプロジェクトを行うことにしました。

新しくショップをオープン。売上向上が必須。

2016年11月に新店舗をプノンペンのなかにオープン。売上向上とお客さんとの新しいコミュニケーションの接点の場としてクラウドファンディングを活用して作られました。
しかし、運営を現地のカンボジア人にバトンタッチされ第二創成期ともいえる時期に突入するこのタイミングで、プロモーション等マーケティングのコアを担う人材の不足、生産過程の人員不足、欧州の情勢不安や英国のユーロ脱退による為替の影響を含めて、近年も今後も売り上げが減少傾向が予想され、大きな壁にぶつかっています。 持続可能な課題解決のためには現地カンボジア人が自力で運営ができる体制を整える為にビジネスモデルの転換も視野に入れた大幅な改革が必要です。

マーケティング戦略を一からたてる

外国からの支援によってスタートした両社は、前述の通りサムナンと、チョムナンという2人のカンボジア人の手によって、自立しようとしています。
競合も多く日々変化しているカンボジア市場のうねりをとらえつつ、売り上げ減少という壁を乗り越えるための、組織強化、それぞれのブランドの差別化や市場開拓を含めた、包括的なプロモーション戦略の構築が今回の大きなミッションです。

BRIEFING & ENTRY
募集は締め切りとなりました。