OPEN CLASS
公開講座
プロジェクトで実施される精鋭講師陣による
事前授業・講座の一部を特別公開しています

Oct 19, 2008 17:45 - 19:25

「オトナの政治経済」第14回目

開催日時 2008年10月19日(Sun)17:45 - 19:25
料金 社会人 1,300円 学生 700円 ※初回の方は半額

募集は締め切りとなりました。

DETAIL
10月19日(日) 「オトナの政治経済」第14回目講義録

・世界の金融で何が起きているのか?
◎$の価値があまり下がって居ない→米国救済・$救済のために各国が$を購入している。
 ただし、実質的な経済はもっと悪くなると予想されるために、ひと段落した段階で本来あるべき$の姿になっていくと予想される。→$の更なる悪化。

◎ブラウン首相の金融措置提案「流動性危機への対応」から見て取れるG7の措置の甘さ

◎銀行というのは、資本の約9倍~12倍くらいを運用している。
  つまり、一兆円の資産の銀行は最高で12兆円くらいは運用している可能性がある。
  そこで、資本注入をするにしても既に“運用しているお金“のところを保証するというポーズを見せない限り”焼け石に水“のような状態に陥る。

◎仮に政府が資本を注入して救済しようと債権などを購入しようとすると結局時価が下がるために、15%~20%くらいの安い値段で購入することになり、価値を下げることになりかねない。

◎Dead Equity Swap(DES)の今後の期待と有効性

◎商品物もキャッシュが欲しいので、ドンドン抜けていく。その為に全体的に暴落。
  さらに、世界不況になり物の需要そのものが落ち込み、なおさら価格ダウンに。

◎米国の各州でも救済を要請する声が大きい。カリフォルニアのシュワルツネッガー知事が要請→各州も州債を発行する動きに変化か・・→そうすると、、公債の発行による価値暴落→日本は米国国債を最も購入しているために、損害大。

◆各金融機関の買収攻勢
 ・Bank Of Americaがメリルを買収→メリルの財務状況は相当悪いためバンカメとしても全然安心できない・

・Goldman Sacsにバフェットが50億ドルの資金融資
  ※三井住友の出方は遅れている

・ワシントン・ミューチュラルの低落(1週間で20兆円が消える)

・ワコビアは東海岸の銀行。シティが2200億円で買収攻勢をしかけてきたが、カリフォルニアのウェルズ・ファーゴが1兆6000億円で買い取る。
これには、シティは“後だし“のウェルズ、ワコビア両銀行に訴訟。

・モルガンへの三菱UFJの救済策の失態(優先株と普通株の違いと三菱の経営姿勢)

<米国住宅>
◎アジア系の人たちが購入しているために意外と価格の下落率は低い。

◆豪州
・住宅バブルの落ち着き(10年間で値段が約3倍)
・豪州ドルの値下がり
←アイスラントなどのように危機的な状況にはならない。理由は、資源を豊富に持っているため。


◆欧州情勢
・バリパは欧州金融のなかにおいても強い。引当金を十分につないでいる。
・フォルテスなどをはじめ合併交渉に入っている。
・ハンガリーも危ない

◆世界情勢
・イスラム金融の陰り、パキスタンの経済悪化、ハンガリー、アイスランド、アルゼンチンなども危ない

ENTRY

募集は締め切りとなりました。