OPEN CLASS
公開講座
プロジェクトで実施される精鋭講師陣による
事前授業・講座の一部を特別公開しています

Nov 16, 2008 19:10 - 20:40

記憶に残したい日本の社会活動家 第1回目~福沢諭吉~

開催日時 2008年11月16日(Sun)19:10 - 20:40
料金 社会人:1,300円 学生:700円

募集は締め切りとなりました。

DETAIL
大変遅くなりましたが、八柏先生の講義の議事録を発行いたしますので、内容ご査収下さい。

■議事録

「記憶に残る社会活動家」の講義。今回は第1回。
一人目に取り上げるのは福澤諭吉。
今回と次回(12月7日)の全2回で、理解を深めていきます。

第1回で、福澤諭吉の基礎的な思想を理解。
第2回で、その思想が現代社会とどのように結びつくのかを独自の視点から解説。

という構成になっています。

第1回の主なトピックは以下の通り。

【福澤諭吉の基本思想】

1)「独立」(=Independent)」という思想
  ・「おもねない」「寄りかからない」「権威にすがらない」

2)「一身独立して一国独立する」の意味
  ・「修身斉家治国平天下」という思想について
  ・福澤諭吉が説く「独立の気風」
  ・国益論の危うさ

【学ぶということについて】

1)「学問の独立」が意味するもの
  ・政治と学問の相違
  ・「権威化」「形式化」との対峙
  ・「実学」と「技能(スキル)」との違い

2)「学問の本質」とは何か?
  ・「学問」と「時代」の相関について
  ・「活用」という命題

3)「議題の本位」と「多事総論」を定めること
  ・「議題の本位」とは何か?
  ・「多事総論」とは何か?

以上のトピックを学びました。

文体が古いこともあってか、福澤諭吉の著作を一度読んでも内容を理解することは難しい。
今回の授業ではその難解な思想を、講師独自の視点で解説されたため、非常にオモシロく、わかりやすかった。
おかげで、授業の前にはほとんど挫折をしていた『学問のすすめ』も随分と興味深く読むことができるようになった。

今回は福澤諭吉を論じる上で基本となる思想の学習。
次回は、講義のテーマにより踏み込んだ内容で、現代社会とのつながりについて学べるということなので、
より多くの人に興味をもってもらえる内容になるでしょう。

ENTRY

募集は締め切りとなりました。