Dec 21, 2008 17:30 - 19:00
記憶に残したい日本の社会活動家 第4回目~宮澤賢治~
開催日時 | 2008年12月21日(Sun)17:30 - 19:00 |
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料金 | 社会人:1,300円 学生:700円 |
開催場所 | very50 大塚オフィス 東京都豊島区南大塚2-45-11 メゾンドールアム101 |
募集は締め切りとなりました。
DETAIL
本日のテーマは宮沢賢治。
講師の八柏先生も宮沢賢治と同じ東北出身であり、宮沢賢治の思想と活動の原点となった土壌について非常にリアリティのある講義となりました。
以下、講義概略になります。
■宮沢賢治年譜
・宮沢賢治の生い立ち。東北の貧困に囲まれた幼少期
・『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』を生み出す経緯
・羅須地人会結成に始まる東北貧困に取り組む諸活動について
■宮沢賢治の思想と活動
・東北の貧困を生み出した歴史的・地理的要因について
・宮沢賢治の思想・活動の原点となった東北の貧困の実態について
・宮沢賢治の成し遂げたこと、成し遂げられなかったことについて
・宮沢賢治の活動の限界について
・宮沢賢治から学ぶ、社会問題に取り組む上での視点について
■私の所感
・宮沢賢治といえば『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』のイメージしかなかったが、実はそれらの創作活動と同等かそれ以上熱心に東北の貧困問題に取り組む活動家であったという事実に驚いた。
・しかし、それらの活動は苦労の連続で、結果宮沢賢治自身が死の直前に反省をしているようにめざましい成果を挙げることはできなかった。
・熱意や知識を持つことだけではなく、いかに周囲を巻き込むか、いかに社会全体を巻き込んでいくかが重要であるという教訓を学んだ。
・「なんとなく」海外ボランティアに傾倒しがちな若者がまずは足元の日本・故郷を振り返る必要性があるという講師八柏先生のメッセージ。それは必ずしも「海外ではなく日本のボランティアしろ」という短絡的な話ではなく、どこで活動をするにも「宮沢賢治のようにしっかりと問題を見据えて、自分に何が出来るかを考え、決意したならとことんやろう」というメッセージであった。それが結果的に日本であろうが海外であろうが構わない。
・自分も「日本より海外のほうが貧困が存在し、アクションが必要である」と決め付けている節があり、それが結果として事実であったとしても、まずは日本に潜む問題についてもっと調べてみる必要があると感じた。
・海外の問題に気づかせてくれる情報(NGO情報)や、日本国内の問題を気づかせくれる情報(新聞記事)などは豊富だが、それらを比較検討する視点・情報は意外に少なく、もしあれば若者の活動のベクトルを最適化する意味で意義深いのではと感じた。
講師の八柏先生も宮沢賢治と同じ東北出身であり、宮沢賢治の思想と活動の原点となった土壌について非常にリアリティのある講義となりました。
以下、講義概略になります。
■宮沢賢治年譜
・宮沢賢治の生い立ち。東北の貧困に囲まれた幼少期
・『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』を生み出す経緯
・羅須地人会結成に始まる東北貧困に取り組む諸活動について
■宮沢賢治の思想と活動
・東北の貧困を生み出した歴史的・地理的要因について
・宮沢賢治の思想・活動の原点となった東北の貧困の実態について
・宮沢賢治の成し遂げたこと、成し遂げられなかったことについて
・宮沢賢治の活動の限界について
・宮沢賢治から学ぶ、社会問題に取り組む上での視点について
■私の所感
・宮沢賢治といえば『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』のイメージしかなかったが、実はそれらの創作活動と同等かそれ以上熱心に東北の貧困問題に取り組む活動家であったという事実に驚いた。
・しかし、それらの活動は苦労の連続で、結果宮沢賢治自身が死の直前に反省をしているようにめざましい成果を挙げることはできなかった。
・熱意や知識を持つことだけではなく、いかに周囲を巻き込むか、いかに社会全体を巻き込んでいくかが重要であるという教訓を学んだ。
・「なんとなく」海外ボランティアに傾倒しがちな若者がまずは足元の日本・故郷を振り返る必要性があるという講師八柏先生のメッセージ。それは必ずしも「海外ではなく日本のボランティアしろ」という短絡的な話ではなく、どこで活動をするにも「宮沢賢治のようにしっかりと問題を見据えて、自分に何が出来るかを考え、決意したならとことんやろう」というメッセージであった。それが結果的に日本であろうが海外であろうが構わない。
・自分も「日本より海外のほうが貧困が存在し、アクションが必要である」と決め付けている節があり、それが結果として事実であったとしても、まずは日本に潜む問題についてもっと調べてみる必要があると感じた。
・海外の問題に気づかせてくれる情報(NGO情報)や、日本国内の問題を気づかせくれる情報(新聞記事)などは豊富だが、それらを比較検討する視点・情報は意外に少なく、もしあれば若者の活動のベクトルを最適化する意味で意義深いのではと感じた。
ENTRY
募集は締め切りとなりました。