OPEN CLASS
公開講座
プロジェクトで実施される精鋭講師陣による
事前授業・講座の一部を特別公開しています

Aug 29, 2009 15:50 - 17:25

「日本のエコと技を世界に発信!~地球も、日本も、元気にしたいから~」(大塚 玲奈 エコトワ

開催日時 2009年8月29日(Sat)15:50 - 17:25
料金 非会員:1, 000円 会員:900円 ※学生は700円,NPO専従職員の方は500円、連続受講の方は200円割
開催場所 南大塚地域文化創造館
東京都豊島区南大塚2-36-1

募集は締め切りとなりました。

DETAIL
今回のStory makerは日本の“伝統的なエコな技“を世界に広める「エコトワザ」という

雑誌を発刊している株式会社・エコトワザ代表の若き女性起業家の大塚玲奈社長にお越しいただきます。

この会社の大変ユニークな点は2つの問題に対して同時に解決しようとする事業を持っている事です。

その2つとは・・

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1. 環境問題への対策

2. 日本の地方の中小企業の世界進出→地域活性化

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日本には、自然と調和しつつ長い歴史を刻んできた日本伝統の地球に優しい匠の技を持った中小企業はたくさんあるそうです。

しかし、その多くの経営者がグローバル化の中で言葉の問題などで世界との接点をもつことはなかなか難しい現状があります。


そこで①.海外にそれらの“日本のエコな技”を紹介することで地球規模で環境問題の予防に貢献して、②.日本の中小企業と世界をつなぐことにより地方の活性化に貢献し、日本全体を元気にするという彼女の壮大な2つの目的を持ったStoryがこのエコトワザなのです。

なんとこの構想の原案は彼女の高校時代に作られたものでした。

十年来の”思い”を形にした彼女がエコトワザという自分のStoryを発信させるにいたった

経緯やそのリスク、皆と実現させていきたいことなどを語ってくれます。

バイタリティ溢れるvery50の初の女性Storymakerの若き起業家のStoryを聞きにきてください!

エコトワザ:http://www.ecotwaza.com/
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【議事録】

事業内容の説明
中小企業で環境に配慮した製品を作っている会社を世界に発信するためのメディア事業を営んでいる。
具体的には、中小企業に変わって海外との営業を代理する、エコトワザのHPへ掲載。(交渉はスカイプ、メールにて)
サポートを受けるための条件としては以下3つ。
①日本ならではのものであること
②実際に環境にやさしい製品であること
③作り手が小さいということに誇りを持っていること
エコトワザの従業員は3人
海外展開にあわせて、そのレベルに合わせたプランがある。

なぜエコトワザを立ち上げたのか?
そもそも子供の頃に喘息になったことがきっかけになり、センター試験の帰りに環境について考えた結果、共生できる会社を作ろうと決意した。
大学時代に環境サークルを立ち上げたりして活動していた時海外へ留学し9.11に遭遇。留学先の寮長の言葉を聞いて、環境も先進国と途上国とのいがみ合いから発生していると感じ、
世界とのつながりをもつことに意識をもつ。日本は八百万の神がいるような多様性を認める素養があり、その中でやっていきたいと感じて実現可能性をみた。
その中でも中小企業やローカルビジネスは忘れられてしまうため、そこをつなげればいいのではないかということを考えた。

活動支援方法について
「eco+waza」という雑誌を読んで回りに伝えて欲しい
エコ企業を教えて欲しい
地元ならではのエコについて教えて欲しい

Q&A
Q: なぜリクルートに入ったのか?
A: 企業のための準備としてリクルートに入った。

Q: どうやって営業するのか?
A: HPでの営業なのでSEO対策をやる。あとは企業からすでに海外から受注がきている状態で話がくる。

Q: 大手でもできないのか?
A: ロット数が少なくて利益にならないのでやれない。エコトワザは環境にフォーカスしているので、それで話をしてくれる人もいる

Q: 市場はあるのか?
A: 中小企業なので、年間数百万、数千万でもバンバンザイということもある。

Q: 商材は売れるのか?
A: 商材自体が面白い(伝統工芸品など)ので需要はある。

Q: 大変ではないか?
A: 月々お金が数万円しかないといったようなことは辛いが、軌道に乗るまでにやりたいこと以外のことをやっていたのが一番辛かった。

Q: どういうキャリアを考えたのか?
A: 最初は国連を考えたり、外資系コンサルなどを考えていたが、生死にかかわるような事故にあったときに、
リクルートに入って一歩でも前に進んで環境問題を解決したいということでリクルートにした。

Q: 他の2人はどういう人なのか?
A: 2人は中学の時の同級生とアメリカに留学した時に出会った人。環境について何かしたいということを言っていて、それに賛同してくれて参加してくれた

Q: 起業するきっかけは?
A: 会社だけは作っていたが、アル・ゴアの「不都合な真実」を見ていた観客の反応を見て今やるしかないとして次の日リクルートに辞表を出した。

Q: 次のステップは?
A: 日本の商材を現地にもっていって、現地にあった作り方をできるようにしていきた。

Q: どうやって企業を判定するのか?
A: 製品のライフサイクルを考えて、他の代替品と比べて環境にやさしいということが認定されれば商材として扱う。(社会通念的に考えて)

Q: 最初の企業はどうやってみつけた?
A: 大田区の工場などを回っていて見つけた。

Q: 社長自身の強みは?
A: 自分しかできないことを考えたときに、海外に住んでいた経験から、外からみた日本という視点でモノを見れる力と、環境系サークルで作ったつながりなどを活かすことができると思う。

Q: お金はどうやって儲ける?
A: 会員になってもらって、そうした上でサービス対価としてお金をもらう。

Q: どういうところを狙っているのか?
A: アメリカ西海岸やハワイなど、やはり自分が住んでいたところや観光業で栄えているところをいきたい。

Q: 講演会に来る人はどういうモチベーションなのか?
A: 中小企業でも商材自体が環境にやさしいものをもってるところもあるが、一般的に環境意識は高くないと思う。

Q: 企業はどうやって判別する?対応は全部できるのか?
A: 環境問題を解決するような会社を探して営業をかけたりする。規模が大きすぎて無理な時は別のところを紹介したりする。

Q: どういう海外の会社が商品を買うのか?
A: 環境に良い物を探している人がHPで探しているとヒットして買ってくれる人も多い。

Q: 会社ばかりで個人はないのか?
A: 通販で個人でやっている人もいたりするが、中小といっても零細企業もいるので一律にはどっちとはいえない。




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大塚 玲奈氏プロフィール

一橋大学法学部卒。
リクルートにて広告営業や新雑誌の創刊企画を経験後独立。10歳までNYで育ち、カリフォルニア大学バークレー校に交換留学、

30カ国を旅した経験を活かして、日本ならではの「古くて新しいエコ技」の再発見をお手伝いします。

エコトワザタイムズ/ウェブ編集長、および海外見本市への見学ツアーや出展コーディネートを担当。

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