OPEN CLASS
公開講座
プロジェクトで実施される精鋭講師陣による
事前授業・講座の一部を特別公開しています

Dec 16, 2010 17:30 - 20:30

オトナの政治経済

開催日時 2010年12月16日(Thu)17:30 - 20:30
料金 社会人:1,000円、学生:500円

募集は締め切りとなりました。

DETAIL
少し遅くなりましたが、12月16日の簡易議事について記します。
前回は何だかんだで10人のメンバーと行いました。
この前初めてきてくれた方からの提案で、「知識を深めることを目的とした会」と「考え方を深めることを目的とした会」に分けるといいのでは?との指摘を受けました。

あれだけ多くの事例を毎回扱うと皆の中でも裁ききれずに、不完全燃焼で終えていることもあるかと思います。

前者が目的でも十分に興味深い内容を取り上げているつもりなので役には立つかとは思いますが、やはり何よりも大事なのは自分でしっかりと“考える”ということだと思います。皆の目的はなんでしょうか。

意外に、前者を目的に来ている人の方が圧倒的に多いような気もしますが・・
それでは、3回目の議事です。主に2回目で金融をほとんど扱わなかったこともあり、今回は金融と大統領選挙があり各国で慌ただしくなっているので国際政治の2本に焦点をおいて学習しました。

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<金融>

(中国)
中国はバブルの様相を呈している→中国政府の金利政策・マーケット介入に注目すること。
  →日本に学ぶものは多い。特に総量規制の結果を中国は精査するべき。
→投資的視点からみた場合の中国への危険察知

(インド)
中国に次ぐ世界の工場化に成功するかどうかが試されている。中国とインドの大変大きな違いは“為替がインドはしっかりと変動するということ”。
急激にルピーが高値になった場合は、輸出産業には大打撃。

(サブプライムの影響)
みずほ証券に対するみずほ銀行の援助→復活した大手銀行によるグループ内への“援助”が横行する可能性がある。ようやく日銀も日本へのサブプライムの影響を修正。

(円安傾向に進んている理由)
中近東諸国の$のペッグ制維持を一先ずは決定→オイル相場を$にのみ連動させるよりもユーロなども含めたバスケット制にすることで安定価格を維持できる←これまでのオイルは全て$と連動のためにバスケット制にするとこれまでのオイル価格はユーロが強く$が弱い今は落ちる可能性大。中近東が$の行方を握っていると見てもおかしくない。

<国際政治>

(ロシア)
プーチンの政権交代・メドベージェフとは?→今後のロシア

(豪州)
ハワードの敗北→労働党のラッド(中国のスペシャリスト)→豪州の国債は好転←日本を無視するとなると今後の豪州経済の仕組みに変化をもたらす。→労働党の支持者からの日本無視への不満が起こるか?

(台湾)
中国への3NO宣言「独立・統一・武力」→中国とは現状維持の関係を保つ。
→焦点は日本との関係性→来年の台湾選挙に向けて台湾与党野党入り混じった日本ヨイショ作戦が展開される。

(フィリピン)
フィリピンの国内構造からみる独特な軍部対応

<日本経済>

(官僚政治)
・住宅着工減による日本経済への影響(官僚政策の安易さ)
・中国元の為替変動の日本にとっての無関係さ

(航空業界)
業界参入のベンチャー企業の度重なる無謀な挑戦と失敗そして寡占化へのシナリオ

(重工業)
・IHIの最終赤字←内容は明らかだが非常に意図的な(でなければ初歩的過ぎるお粗末なミス)会計。→東証の“管理指定”になる。※他にも色々あるのでは・・?

(IT関連)
・イーベイの日本参入→翻訳ソフトの進化か?

ENTRY

募集は締め切りとなりました。