『BoPのお宅訪問と試作品つくり』 ウルスラ高校 MoG 6日目

今日は、高校生たちにとって、大きな衝撃を受けた一日になりました。それはブログの後半で。

朝のスケジュール確認のmtgはまだみんな眠そうです。今日のスケジュール係はまさき。

文房具班は、ペンケースの問題点を洗い出していきます。具体的なシーンを想像し、高校生が抱えていそうな問題を挙げます。

消しゴムがいつも取りづらい、机が狭くて、に乗せたくない、などなど、挙げてみると色々あるものです。

アクセサリー班は、デコレーションテープとイヤリングの試作品つくりをしていきます。クックとワーカーさんたちと通訳を介さずにコミュニケーションを図ります。conceptが決まるませ頭を悩ませた後の楽しい時間です。

ピンクのシャツを着ている女性とC.C.の文字がついているシャツをきている女性(ツォイ)は、刺繍のエースです。とにかく、ものすごく早くてキレイ!職人さんです。

こんな感じでできていきます。0から考案した商品が少しずつこうして少しずつかたちになっていきます。

日本から持ってきたイヤリングの部品をつけて、、、、試作品完成です!!

かわいらしい。クックもルンルンです。女子っていいですね~。

刺繍が施されたチャームは、少数民族の伝統の模様をあしらっています。

大勢で食べるお昼ごはんも慣れました。手前のテーブルにいるのは、アメリカ・テネシー州からボランティアでHB+を3か月間手伝っているJames(ジェームズ)、トワさんの右腕として宿とHB+のサポートをしているSon(サン)、通訳で来てくれている女子大学生Huyen(フエン)、そしてクックです。

イヤリングをしてみるジェームズ。アメリカに普通にいそうなおばさまになりました。笑

文房具チームは、女子勢にもペンケースについての問題点を聞きます。

付箋を入れるとぐちゃぐちゃになってしまうこと、洗わないから裏地がペン先で汚れるのが気になること、

確かに、確かに、という意見が出てきます。文房具チームは、これをまとめて、どこにフォーカスするか決め、実際の商品に落としていく必要があります。

実は今日はフエンはハノイに帰る日です。大学と、アルバイトで、戻らないといけないそうです。

なんと、みんなとのお別れの時に、フエンが涙ぐんでいました。姉御肌のフエンは、いつもクールで、真剣な顔で嘘をついて人をだましてはケラケラ笑っている人なので(全部良い意味です)、涙ぐんでいたときは、とてもびっくり&嬉しかった。クールに見えて、情に厚いのです。

後で、「あれは忘れて。」とメールが来ました。笑

さて、午後は、HB+の近く(徒歩5分程度。道のぬかるみが激しい場合は15分程度。)のところにあるお宅を訪問しました。

ついていくのを断念して寂しそうな犬。

訪問したお家は、トワさんの知り合いの家族が住んでいるところです。数週間前にあった洪水で家が流され、この2週間で新しい家を建てました。写真を見るとわかるように、いわゆるBoP(ボトム・オブ・ピラミッド:貧困層)のご家庭です。

日本人がぞろぞろいって、お話を聞かせて頂きました。先進国の高校生が家に入っていろんな質問をすることは失礼にならないか、なんとなく緊張した雰囲気の中、輪を作ります。

慎重に質問を選びながらも様々、プライベートな話を聞かせてもらいました。

年収は約3万5千円。ただし、安定収入はなく日雇いの仕事など綱渡り状態です。

高校生の歳の長男は家を建てたり木を切ったりと、お父さん同じような仕事をするために学校には通えていません。12歳の娘さんは学校に通っていて、学費は年間8500円。

電気はご近所さんに分けてもらっていて、月約3ドルを払っています。食べ物は、川で魚を取ったり、育てた野菜を食べたりしています。朝ごはんは食べられず、一日2食で過ごしています。飲み水は、水を買えないため、水道水を沸騰させて飲んでいます。お手洗いはありません。

洪水で流された家への政府からの補助が出なかったのは、土地所有の正式な権利を持っていないから。スラムは川沿いと線路沿いにできるといいますが、それと同じで、川沿いのこの地に家を建てました。

ご近所さんの助けもあり何とか生活をつないでいますが、1日100円以下、すべて不安定、ギリギリの生活をしているという印象でした。

HBが持っている土地で、トワさんから農業の仕事をもらい、収入を得ています。

こちらが外に設置されたキッチン。暖かい灰で猫が3匹寝ていました。

水はこのホースから引いています

キッチンを外から見た様子。

2週間で作った家はこんな感じです。中に座っているのは、娘さんのXuan(スワン)です。学校で一番優秀な賞をとったため、学校から教科書やノートを無料でもらえるそうです。

家の前の道は雨でとてもぬかるんでいます。30m先はアスファルトのある観光地。差がはっきり見えます。

この自転車で3㎞先の学校にスワンは通っています。1時間弱お話を聞かせてもらって、トボトボと宿に戻りました。

宿に戻ると、一緒に宿に泊まっていた欧米人たちが帰るところでした。バスに乗ってアスファルトの道を行くこの差を強く感じました。

なんとなく静かなみんな。今感じたことを書きとめ、発表します。

very50が打破したいと思っている「無知・無関心・無関与」の最初の二つを今回の体験で余裕で乗り越えたみんな。最後の”関与”をどうするか、どうしたいか、という意見が多かったです。

会議中にMoGerが付きまとわれたハチを退治して「こんなのたいしたことないわよ!」の顔をトワさん。

衝撃の体験の後は、ワークです。文房具チームは、問題の解決策を頭をフル回転させてひねり出します。アイディアを話す段階で、思考の問題点を指摘されました。

網羅的に考える”ロジカルシンキング”ができていないということ。

まさきにとっては、頭を一番使った一日になったようです。地頭は良い、そこにロジカルシンキングという世界共通の技術を身に着けること。筋トレのように、けいぞくした訓練が必要です。

アクセサリーチームは、商品つくりの続きをひたすらやります。せいなはこういうのが得意なようで、イニシアティブを発揮しています。すばらしい。

ごはん中も、ペンケースの問題解決策を考え続けるさとし。

フィードバック会の後は、連日やっているLIFE MAPのシェアをしました。

今日の担当はさおりとクック。ディープな話をしてもらいました。

ペンケースについて、超難問に取り組んでいる文房具チーム。女子も含め、夜な夜な議論は続きます。