対象者 | ・アジア新興国で新規事業立ち上げやマーケティングをしてみたい方 ・アジア新興国の社会起業家の経営課題解決に取り組みたい方 ・自身の知識やスキルを途上国の現場で試してみたい方 ・大学や会社以外の仲間と一緒にプロジェクトを遂行したい方 ・グローバルで活躍するメンタリティーがある方 |
---|---|
申し込み締め切り | 募集は締め切りとなりました。 |
事前トレーニング期間 | 2018-07-14 〜 |
現地期間 | 2018-09-15 〜 2018-09-25 |
農村の子育てをするお母さんに安定した収入を!世界中からの観光客向けの新商品を開発!
舞台はカンボジアの観光都市、シェムリアップ。都市と農村の格差が拡大するこの国で雑貨販売を通して女性に安定した収入を供給する社会的企業”Rokhak”と共に、年間600万人近い観光客をターゲットにした商品開発にゼロから挑みます。
経済成長に取り残される女性
首都プノンペンや、アンコールワットで有名な世界有数の観光都市シェムリアップを中心に、ここ10年で飛躍的な経済成長を遂げたカンボジア。90年代こそ児童売買や売春が蔓延していましたが、欧米各国NGOのよる支援の成果もあり、現在では状況は大幅に改善しました。一方で、労働者の雇用条件はいまだに劣悪なところも多く存在します。特に都市から離れた村に暮らす人々は、適切な仕事に就くことができず未だ貧困を抜け出せずにいることも多く、都市と村の格差の問題は未だに根深く残っています。
「村の子育てをしているお母さんに家にいながらも安定した収入を」
そんな村の”お母さん”の問題を解決するために2015年に創業したのが、Rokhak(ルッカ)です。ルッカは、シェムリアップ周辺で豊富に栽培されるウォーターヒヤシンスを使ったハンディクラフトのバッグやカーペットの販売を行なっています。この事業を通じて、シェムリアップ郊外の村に暮らす子育てで時間がないお母さんたちに、適切で安定した収入をもたらしています。カンボジアでは、男性の収入のほとんどが生活費として消えてしまいます。そのため、子どもが学校に行くための教育費などは、女性が稼がなければならないことが多いそうです。ルッカは村のお母さんたちの収入を増やすことを通じて、彼女たちの“今”だけでなく、カンボジアの“未来”を創造しているのです。
日本人を含む600万人の世界中の観光客をターゲットに
創業から2年。未だに資金繰りや人材不足、生産管理など様々な課題に直面をしているルッカ。シェムリアップの複数店舗にもルッカ商品を置いてもらえるようになりました。創業者のSrors(スロアーズ)曰く、今後は日本人に人気の高い観光地であるシェムリアップの土地柄を活かして、日本人にも販売を更に強化していきたいとのこと。まずは600万人にも及ぶ世界の一大観光地でもあるシェムリアップの”誰”をターゲットに設定をしていくのか、リサーチをし、そのターゲットに合わせた商品づくりを実現できるかが、これからの成長の重要な鍵を握ります。
今回のMoGでのミッション
今回のMoGでは、商品開発及びプロモーション戦略を立て、新たなマーケットを開拓して、売り上げを上げることで、より多くの村のお母さんたちが、より多くの収入を得ることができます。これは、創業者スロアーズにとって大きな挑戦。ルッカのミッションを後押しするべく、チーム全員の頭脳を最大限に活かして挑みます。