対象者 | ※こちらは工学院の高校生(1年生~3年生)限定プロジェクトです。 ・ボランティアよりも、本質的に社会問題解決に貢献したい ・フードビジネスを体験ではなく実践してみたい ・英語力を本気で伸ばしたい ・推薦でアピール出来る実績が欲しい ・大学や将来の自分の目標のために誰も経験したことがないような経験を通してタフな頭と心をもちたい ・課題解決力を伸ばしたい |
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申し込み締め切り | 募集は締め切りとなりました。 |
事前トレーニング期間 | 2017-06-16 〜 |
現地期間 | 2017-08-21 〜 2017-08-31 |
プロジェクトの舞台:ハワイ カウアイ島
日本では観光地として圧倒的に有名なハワイ。プランテーションの時代に、日本人をはじめ世界中から移民がやって来て、様々な異民族が交わり合い独特の空気を作り出しています。自らを単一民族と考えている日本人からは考えられない程、それぞれの人々が自身の「ルーツ」を凄く大切に考えています。
今回の舞台のカウアイは、ハワイの中でも最もビーチや自然にあふれる、どこか日本の田舎を思わせる島です。島に住む人々は、「自分たちはカウアイアン(カウアイに住む人)」といい、ハワイの伝統をとても重んじています。
1992年に訪れたハリケーンの影響で、人間に飼われていたニワトリが野生化し、今では普通に野生の動物として島中で野生のニワトリが歩いているという、少しミステリアスな島です。
Facebook マーク・ザッカーバーグと、カウアイの伝統
伝統を重んじるカウアイ島ですが、新たな文化が入ってくる中で、どうやってカウアイの良さ,自分たちのルーツを大切にする人々を時代に合わせて育んでいくかは常に大きな問題となっています。
数か月前、Facebookの創業者である、マーク・ザッカーバーグ氏が保有しているカウアイ島の土地の一部がハワイの人の所有地でもあることが分かり、ザッカーバーグ氏がカウアイの人々の土地を強制的に買い取るための訴訟を起こす、という事件がありました。それに対して、もともと「土地は誰のものでもない」という概念を持っているハワイの人々がザッカーバーグ氏に反発し、その世論を受けザッカーバーグ氏が訴訟を取りやめるという結果になりました。ハワイに古くから伝わる文化や生活様式、ハワイ特有のものの考え方を大切にしようという機運は近年高まってきています。
長年ハワイの伝統を守ってきたピハナカ・イケナ
今回のパートナーとなるのは、このカウアイ島でハワイの伝統を守るべく長年活動しているNPO ピハナカ・イケナ(ハワイ語で心・身体・精神を通した知恵の集まりの意味)です。自身がカウアイ島出身のショーンさんが代表として、月曜日を中心におこなう伝統継承事業と、イベントやファーマーズマーケットでの販売を行う食品事業の2つを行っています。
脅かされる「食」のあり方
伝統を守る声が高まっている一方で、「食」については大きな問題があります。いわゆるアメリカンな、ジャンクフードやファストフードなどの健康に悪い食文化が急速に浸透し、健康的なカウアイならではの食文化の多くが失われつつあり、島には極度の肥満の人が多く歩いています。
ハワイの伝統を使える商品開発!
今回のMoGのミッションは、ピハナカ・イケナの食料品事業において、ハワイ人にとって特別な意味をもつ、「タロイモ」を使った商品開発に挑みます。ジャンクフード,ファストフードなどばかりを食べてしまう人々が伝統と健康とり戻す事が出来るような商品開発-販売を実践することで現地への貢献を目指します。
ハワイ有数のビーチ、ホームステイ,農作業体験などのアクティビティーも
自然とビーチで有名なカウアイ島では、観光客に溢れすぎていない本当にきれいなビーチがたくさんあります。その他にも、現地の家庭にホームステイをしたり、伝統的な農作物である「タロイモ」の農作業体験など様々なアクティビティーを通じて、ハワイを余すところなく体験していただきます。