対象者 | ※こちらは仙台のウルスラ学院英智高校の高校生(1年生~3年生)との他地域の高校生たちによるプロジェクトです。 ・グローバルな姿勢を身に着け、世界を見てみたい ・海外やビジネスに興味があり実践もしながらビジネスを学びたい ・英語力を本気で伸ばしたい ・大学や将来の自分の目標のために誰も経験したことがないような経験を通してタフな頭と心をもちたい |
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申し込み締め切り | 募集は締め切りとなりました。 |
事前トレーニング期間 | 2017-06-10 〜 |
現地期間 | 2017-08-01 〜 2017-08-09 |
社会主義国・ベトナムに息づく少数民族たち
新興国の中でも成長率が高く、2020年には1億人を超えると言われるベトナム。そこには、54もの民族が暮らしています。彼らは移民という訳ではなく、元々その地域に住んでいた人々。そんな、世界有数の多民族国家であるベトナムの抱える社会課題の1つが、社会的マイノリティの問題です。今回のMoGプロジェクトの舞台は、この少数民族が抱える課題をビジネスの力によって解決しようとする「Hoa Ban +」というソーシャルエンタープライズです。
マイノリティの中の、マイノリティ
先述したように、多民族国家であるベトナムでは人口の90%を占める、キン族が中心です。一方で、残り10%を分け合っている53の少数民族の人権問題が大きな社会課題になっています。
本プロジェクトの協働先である、「HoaBan+」は、そんな少数民族の1つであるターイ族の中でも、さらにマイノリティな存在に当たる障がいを持った方々のつくる手織り製品を販売しています。
少数民族が暮らす美しい村、マイチャウ
ハノイから約5時間、マイチャウという村があります。ターイ族やモン族などの少数民族が住んでおり、桃源郷を思い起こさせる、美しい村です。
広がる田園風景や周辺の緑の山々をトレッキングしたりと、マイチャウの文化や自然を生で体感でき、外国人旅行者だけでなく、ハノイやホーチミンなどの都市在住の現地ベトナム人も、週末に訪れバーベキューをするような、人気の観光地になっています。
障がいを持った人々が手作りでつくる、伝統織物ブランド「HoaBan+」
ここ、マイチャウでベトナム伝統織物の製造・販売を行っているソーシャルブランド「HoaBan+」。 身体に障がいを持った方や貧しい少数民族の女性の為の職業訓練センターとして、2008年に誕生しました。 彼女たちによって、日々美しい伝統織物が製造されています。
2人の女性リーダー、トワとクック
本プロジェクトの主役でもある、「Hoa Ban +」のリーダーは2人の女性です。 自身も少数民族でありマイチャウで生まれ育ち、この地方の社会的弱者の自立と生活改善を目指す、代表のトワさん。 そんな彼女のミッションに共感し、若干24歳(当時)にして、このHoaBan+を世界ブランドにするため、勤めていた旅行代理店を退職し、トワさんの右腕として活躍する、美しきパートナーのクック。
地域ブランドを超え、世界ブランドへ
「HoaBan+」を、ベトナム、マイチャウの地域ブランドから、世界で知られるブランドへと羽ばたかせるべく、彼女らは休むことなく日々業務に奔走しています。「少数民族の声を、より多くの人へ届けたい」「より多くの雇用を、マイチャウに生みたい」2人の強い信念のもと、ここマイチャウで大きな挑戦が始まっています。
現地を体験できる、様々なアクティビティー
日夜プロジェクトに没頭するだけでなく、息抜きでのマイチャウでのアクティビティーも大きな魅力です。もともとが社会主義国だったという事もあり、細長い家々を始め、日本では見ることが出来ない光景が広がっています。マイチャウというベトナムでも観光客は行かないような最前線で、現地の文化を知る方法、それに順応していく楽しさを存分に味わってもらいます。