PROJECTS
MoGプロジェクト
思考と実践の高速サイクルで挑戦を形にする
very50だけの問題解決実践×教育プログラム
December 10, 2016 - December 20, 2016
【社会人/大学生】タイ バンコク~KokoBoardプロジェクト~
格差・環境問題に立ち向かうエコ建材メーカー KokoBoardプロジェクト
 
対象者 ・新興国で新規事業立ち上げの実践をしてみたい方
・ビジネス思考、ビジネススキルを座学だけでなく実践まで通じてしっかりと身につけたい方
・海外で活躍をしたいと考えている方
・就職活動、転職活動を含めた将来のキャリア選択の指標が欲しい方
・新興国でのマーケティング戦略に興味のある方
申し込み締め切り 募集は締め切りとなりました。
事前トレーニング期間 2016-10-23 〜
現地期間 2016-12-10 〜 2016-12-20
INFORMATION プロジェクト詳細

バンコクのエコ建材メーカーで新規事業立案

このプロジェクトの舞台はタイの首都・バンコクです。日系企業も多く進出しており、日本人にとっても最もなじみのある国の1つ。今回は、世界的にも著名なアジアを代表する社会企業のKokoboard (ココボード)社会起業家とともに、"新規事業立案"を行うのがミッションです。自社工場を持つエコ建材メーカーKokoBoardの経営体制に最適な新規事業をチームで考案・制作・販売まで目指します。

親日国といわれるタイと、経済格差

タイは世界でも有数の農業国家としても知られています。
約6800万の人口のうち実に60%もの人々が、米農家(世界6位の米生産量)であり菜園農家です。しかしながら、都市部・農村部における米価格が政府によって統制されているために、どれだけ作っても売価は固定されていて農家は低所得を強いられています。特に、農村部における農家の生活は大変厳しいものです。
年によっては農作物の値段が下落しているのにも関わらず農作物を過剰に生産してしまう事も珍しくなく、国の発展とともに急速に豊かになりつつある都市部との貧富の差が、日増しに深刻なものになっています。

ココナッツの輸出とタイの環境問題

一方、収穫・脱穀後に残るワラなどが大量に燃やされることによる、大気汚染(環境汚染)も深刻になっています。
また、タイ全域で生産されているココナッツは、日本でも近年知名度をあげ関連商品も多く出ていますが、輸出や観光客などによる大量消費がある一方で、大量のココナッツの殻が廃棄物として発生しています。
これら「貧富の差」「環境破壊」という2つの社会問題を解決するため、KokoBoardを設立したのがオラピン・シナモルベックです。

エコ建材メーカー・KokoBoard設立の想い

オラピンがまだテレビ局で働いていた頃、ココナッツ農家が米農家と同様に低収入を抜け出せない現実を目の当たりにしました。この出来事に問題意識を強くいだいたオラピンは、テレビ局を退職した後に、稲のワラとココナッツの殻を原料にした板状の商品(バイオ混合物)を製造・販売するKokoBoardを設立しました。

KokoBoardの素材は独創的で魅力的な色合いを出し、 様々な場面で木材の代わりに利用されることによって二酸化炭素の過剰発生大気汚染を減らし 森林の伐採を抑制する事ができます。
そしてココナッツ農家を雇うことで貧しい農家に新たな収入源を生むことに挑戦しています。

オラピンの覚悟と社会課題解決への想い

オラピンはその活動が認められ、世界の社会企業の支援組織のASHOKAのフェロー他、様々な賞を受賞し、アジア屈指の社会企業として名を馳せました。
NHK WORLDにも取り上げられました。

KokoBoardがNHKに取り上げられた動画
https://www.youtube.com/watch?v=U4j7JQ29p9g

その後2011年のタイ大洪水で工場が全壊するなど財政的に非常に厳しい局面を乗り越え、現在は新工場を建設し不屈の闘志で世界展開しようとしています。
「これで世界の木を切る必要は全くなくなった」そう力強く語るオラピンの向こうに、多様な社会問題解決の糸口が見えます。

新商品開発に活路を見出す

意義ある活動と想いのある経営者のいるKBですが、課題は山積みです。持続的なビジネスを作り上げるために、このMoGプロジェクトでは新商品開発に取り組みます。

モノが溢れるこの時代だからこそモノづくりの責任を感じながら、価値のある課題解決型の商品・ないしは共感型商品を顧客の行動観察・インサイト分析をしながら緻密に大胆に開発をしていきます。 「誰の何の課題を解決するものか?」という原点に立ち返り、KOKO BOARDの持つ強みや資産を活かした”新規事業”を考えてきいきます。

グローバルに”自立した優しい挑戦者”を目指すため・・

ビジネストレーニングと並行でチームビルディングや学びを定着させるための様々なワークショップがMoG期間中に仕掛けられています。
フィードバックやSelf Missionの深堀、自分の行動や発言の無意識にあるメンタリティを認識して進めていく手法を用いて、チームのアウトプットを最大化するとともに参加者のメンタリティーの育成を重要視します。
MoGの卒業生でも、海外事業部への異動希望が通ったり希望の就職先に内定が決まったりとキャリアをつかみ取る人が多くいます。

BRIEFING & ENTRY
募集は締め切りとなりました。