PROJECTS
MoGプロジェクト
思考と実践の高速サイクルで挑戦を形にする
very50だけの問題解決実践×教育プログラム
September 19, 2015 - September 26, 2015
【社会人・大学生向け】ネパール ~ライカール村~
寄付に頼らない仕事をつくり村の自立を狙う
 
対象者 ・アジア新興国の社会起業家の抱えるリアルな経営課題解決にチームで取り組んでみたい方
・多様性溢れるチームメンバーや現地社会起業家からの刺激・原体験を得たい方
・自身の知識やスキルを途上国の現場で試してみたい美大生、デザイナーの方
申し込み締め切り 募集は締め切りとなりました。
事前トレーニング期間 2015-09-01 〜
現地期間 2015-09-19 〜 2015-09-26
INFORMATION プロジェクト詳細

2015年4月25日に起きたネパール大地震。 ネパールの首都カトマンズから北西80キロメートル付近を 震源とするマグニチュード7.8の地震が4月25日に発生。 死者はネパールでは8,000人を超えて、いまなお多くの人たちがテント暮らしを強いられている状況です。 ネパールは人口約2800万人の南アジアのインド・中国という大国に囲まれたヒマラヤのそぼえる美しい山の国。 100を超える民族に合わせて、カースト制度が根強く残るこの国で起きた惨事は多くの問題を引き起こしました。
ネパールの主要産業は農業であり、GDPが700$程度。多数の民族が集まった国だけあり、政治もなんと30を超える政党があり、常に政治が不安定なのも特徴です。その為、人々は貧しく国家予算の6割近くが外国からの援助という状況です。

Raikar村「村の産業をつくり、生活を向上させたい」

首都カトマンズの60キロほどの場所にあるダディン郡。 そのダディンの山頂にあるのがライカール村。 カトマンズからバスで3時間ほど乗り、そこから更に4時間以上を山を歩いて 到着する人口700人ほどの小さな村です。 ここライカールの男たちの多くは、山の急斜面の洞窟から取れる特殊な材質の石を加工して、屋根瓦に使われる石瓦をつくり生計を立てています。 しかし、今回の大地震の影響で村の男たちは急な斜面の山で仕事をすることを危険であると判断し(実際に地震がなくても危険な斜面!)、全員が失職状態になってしまいました。

この村では、他のネパールの村と同様に家に亀裂が入り、6月から始まる雨季でいつ家が崩れるかわからないために、外に仮設住宅をつくりそこで寝るしか方法はありません。 その仮設住宅建設にはテントでは、山頂のほうは雨も風も強いために役に立ちません。そこでトタン屋根が必要でありvery50ではトタン屋根をつくるために寄付をしました。

人々が自分で現状を打開すること

村人たちは、ずっと”支援”を待ってます。 それがネパール流であり、支援を誰かがしてくれると残念ながら思っています。 国自体が外国のODAに頼っているんだから、当たり前かもしれません。 でもその結果、自分で状況を打開するリーダーが生まれにくい状況になっているのが現在のネパールです。

支援漬けになったネパールの悲しい事実です。

この状況を何とかしようと村の男たち、そして近隣の村々で人々の自立を促す活動を続けるクリシュナ氏とともにライカール村の再興プロジェクトがスタートします。

石切に変わる仕事とはなにか?

現在、危険な石切の仕事に変わる事業としてツーリズムが考えられています。石切で稼げる給与は日本円にして6,000円/月。 少なくとも54世帯・700人の村人が暮らせるような収入をつくり、持続可能なビジネスモデル、そして安定的な村の再興プランをつくらないといけません。
日本とは異なり、政府からの支援はほとんどないに等しい状況です。 ネパール政府は被災者への補償を公表していますが、いつ補償がされるのか、誰もわからないし、そして非常に懐疑的でさえあります。

”新規事業”の勘所や”コミュニティ形成”がテーマ

今回、MoG参加者には新規事業をどう作るのか? アイデア発想や限られたリソース・条件のなかで戦うビジネス、マーケティングが一つ大きなテーマ。 そして、村の再興というコミュニティをいかに活気づけるのかというコーチングとしても学びを深めて実践して行ってもらいたいと思います。

社会人も参加しやすい日程に

今回のMoGは、通常とは少し異なり社会人の方が参加しやすいように現地ワークを1週間で組みました。 日本国内では、主に新規事業をどう考えてくのかという視点での特別授業が組まれ、ネパールの復興×新規事業構築という観点で学びを深めていただけるプロジェクトになります。

BRIEFING & ENTRY
募集は締め切りとなりました。