PROJECTS
MoGプロジェクト
思考と実践の高速サイクルで挑戦を形にする
very50だけの問題解決実践×教育プログラム
February 22, 2015 - March 4, 2015
【社会人・大学生向け】インドネシア~Greeneration~
ごみに溢れた街を救うための、問題解決型プロダクトを開発する
 
対象者 ・ビジネス思考、ビジネススキルを座学だけでなく実践まで通じてしっかりと身につけたい方
・アジア新興国の社会起業家の抱えるリアルな経営課題解決にチームで取り組んでみたい方
・新興国でのマーケティング戦略、BOPに興味のある方
・海外で活躍をしたいと考える方
・多様性溢れるチームメンバー、現地社会起業家からの刺激、原体験を得たい方
・就職活動、転職活動を含めた将来のキャリア選択の指標が欲しい方
・美大生、デザイナーの方も歓迎
申し込み締め切り 募集は締め切りとなりました。
事前トレーニング期間 2014-12-20 〜
現地期間 2015-02-22 〜 2015-03-04
INFORMATION プロジェクト詳細

追加で2名ほどメンバーを募集しています。 全ての事前トレーニング内容は振り返りが可能です。
インドネシアの人口は2億4,700万人。世界の総人口の3.5%を占めます。当然、ゴミの排出量は膨大で、首都のジャカルタでは1日あたり約6,700トンのゴミが出されています(東京は1日あたり7,600トン)。この排出量は今後も増加を続けていくと予想されており、州政府は2030年までに4割増加するとの見通しを発表しています。

インドネシアを蝕む、行き場のないゴミ

ゴミの量もさることながら、ゴミの収集の方法やシステムの不備が大きな問題となっています。インドネシアのような途上国では都市部でさえもゴミの収集率は50~70%で、収集されないゴミは市街の空き地や川へ投棄されています。

またゴミの収集の方法も非常にずさんで、民間の廃品回収業者が民家の前に設置されたゴミ貯めから必要なゴミ(売れそうなゴミ)を持ち出すといったことが横行し、定期的なゴミ収集車が周る仕組みはありません。当然ながら、ゴミ焼却場は国内にはなく、行き場を失ったゴミは町に溢れ返っています。

学生活動家・サノが巻き起こしたムーブメント

インドネシアの3大大学といえば、国立インドネシア大学、バンドン工科大学、ガジャマダ大学といわれています。約10年前に、バンドン工科大学の学生を中心としたデモがブームになっていました。

デモ参加者は、映画『Vフォー・ヴェンデッタ』でお馴染みのマスクをかぶり国会前に集まりました。このムーブメントは当時インドネシアの学生の中で大きなブームとなりました。この企画は西ジャワ州政府のバックアップのもと、のちにGreenerationを起ち上げるサノという工科大学生によって企画実施されたのです。

サノは学生時代、環境保全のメッセージをプリントしたTシャツを販売する学生団体を立ち上げており、バンドン中の学生へ広めるといった成功を収めるという実績ももっています。

コンサルティングファームからGreenaration Indonesiaへ

工科大学を卒業した後も、サノの環境に対する想いは変わらず強く残っており、環境コンサルタントとしてキャリアを歩み始めます。しかしインドネシア国内の環境問題等、大きな案件を仕事としてこなす一方で、コンサルタントという立場上、提案内容を自分で実行することはありませんでした。

インドネシアの環境を好転させるため、自らの仕事について考え抜き、苦悩を重ねた彼がたどり着いたのは環境団体「Greeneration Indonesia」の創設でした。

公式Web:http://greeneration.org/

baGoesと共に

GreenarationはbaGoes(http://goo.gl/bwNz02)というアパレル事業を行っており、ビニール袋の使用を減らすためのエコバックを主な製品として扱っています。彼らが目をつけたのは、一般消費者の消費量が多く、かつ放棄されると非常に厄介なビニール袋を減らすことでした。

しかしエコバックは持ち運びが面倒だったり、そもそも持ち運ぶことを忘れられたりと中々浸透しにくいのが日本とも共通した実情です。その結果、baGoesの事業は年間売り上げ数千万円で停滞し、その購入者もノベルティとして利用をする目的での法人顧客が主となっていました。

商品を使用する個人消費者に認められることが、baGoesの至上課題となっています。

BOPの醍醐味~問題解決型プロダクト~

baGoesの状況を打開するため、Greeneration代表のサノ、デザイナーのムフティが現在恊働で新たなプロダクト開発に挑戦しています。彼らの根底にあるのは、インドネシアの深刻なゴミ問題。そのため、この問題を解決するような問題解決型プロダクトの設計が急務です。今回のMoGではBOPビジネスの醍醐味である問題解決型プロダクトの設計に、サノ・ムフティと共に一丸となって挑みます。

BRIEFING & ENTRY
募集は締め切りとなりました。