PROJECTS
MoGプロジェクト
思考と実践の高速サイクルで挑戦を形にする
very50だけの問題解決実践×教育プログラム
February 10, 2015 - February 20, 2015
【社会人・大学生向け】カンボジア ~かものはしプロジェクト~
児童買春をなくすための、ビジネス戦略・新商品を開発する
 
対象者 ・ビジネス思考、ビジネススキルを座学だけでなく実践まで通じてしっかりと身につけたい方
・海外で活躍をしたいと考えている方
・就職活動、転職活動を含めた将来のキャリア選択の指標が欲しい方
・新興国でのマーケティング戦略に興味のある方
申し込み締め切り 募集は締め切りとなりました。
事前トレーニング期間 2014-12-20 〜
現地期間 2015-02-10 〜 2015-02-20
INFORMATION プロジェクト詳細

内戦がカンボジアで行われていたのは今から約40年前。ポルポト政権による共産主義の独裁により、多くの教師・公務員・医者・資本家が殺されました。その後ポルポト政権は崩壊しましたが、実質90年代後半まで街に戦車が走りとても平和が戻ったとはいえない状況でした。

30,000円で売られる子どもたち

治安の悪い国は海外からの投資も見込めず、産業がなかなか発達しません。そのため、カンボジアでは多くの人々が職探しに困窮していました。そこで生じたビジネスが、人身売買です。

取引き金額、1人30,000円。子どもたちの未来が、この30,000円で奪われてしまう。このビジネスも、全ては人々が明日の食事にありつくためでした。

かものはしプロジェクト始動

この問題に、ある学生たちは大きな衝撃を受けます。「どうして罪のない子どもが恐怖と苦痛に苛まれなければならないのか」。

人生をかけてでもこの問題を解決したい。3人の日本人学生の覚悟からひとつのプロジェクトが始まりました。「かものはしプロジェクト」(以下、かものはし)の誕生です。

コミュニティファクトリー

設立から10年がたち、カンボジア国内では随分と子どもが売られる問題が減り、かものはしの役割もそれと共に変わってきました。
いま目指すのは、農村で女性たちの仕事をつくり、安定的な収入を提供することで、都市部やタイへの危険な出稼ぎを防ぎ、人身売買を予防する仕組みを作ること。
かものはしが経営するコミュニティファクトリーは、い草を使った商品を製造・販売してすることで人身売買の予防を行うという、重大な役割を担っています。

多様化する観光客の消費動向

コミュニティファクトリーでは、現在100人以上の貧困層の女性を雇用。い草からコースター、 ランチョンマット、サンダルといった生活雑貨を生産し、シェムリアップの観光客へ販売しています。
着々と販売を拡大し、現在はシェムリアップ市内に4つの直営店を運営。これまでのかものはしが築き上げてきた努力と成功の証です。
しかし、近年シェムリアップは世界有数の観光地へと変貌しています。新たな土産品が流々と市場になだれ込み、かものはしの今後を支えていく経営戦略の見直しが迫られています。

い草製品の戦略的マーケティング構築

これからますますの盛り上がりをみせるシェムリアップの観光市場のなかで、女性たちの雇用や想いを守りながら、このい草工芸品の戦略的なビジネスプラン策定と実施をすることが今回のMoGのミッションです。

電通主催プロダクト開発ワークショップ

かものはしのミッション達成の1つのキーとなるのが、新たな商品アイデアの立案。 世界中の顧客がターゲットとなるシェムリアップで、世界的なブランドとなるための策を練る必要があります。

そこで今回のMoGでは、「電通ソーシャル・デザイン・エンジン」代表の福井崇人氏のファシリテーションのもの開催するワークショップなど様々な機会を活用しながらプロジェクトを進めていきます。

電通ソーシャル・デザイン・エンジンによるワークショップでは、「人の心をつかむモノ」を見極める視点を鍛えます。

BRIEFING & ENTRY
募集は締め切りとなりました。