対象者 | ・ビジネス思考、ビジネススキルを座学だけでなく実践まで通じてしっかりと身につけたい方 ・海外で活躍をしたいと考える方 ・就職活動、転職活動を含めた将来のキャリア選択の指標が欲しい方 ・新興国でのマーケティング戦略に興味のある方 |
---|---|
申し込み締め切り | 募集は締め切りとなりました。 |
事前トレーニング期間 | 2014-09-20 〜 |
現地期間 | 2014-11-05 〜 2014-11-15 |
世界遺産の中でも有数と言われる美しさを持つ、アンコール・ワット。 その美しさは、多くの旅人を魅了しています。
日本人の“行って良かった海外旅行満足度ランキング”では、トップにもなるほどの魅力を持ち、2012年には全世界から350万人が訪れました。
アンコールワットとカンボジア
一方で、そんなカンボジアは、度重なる内戦、ポル・ポトによる大虐殺など暗い過去を持ち、東南アジア最貧国とも言われ、日本の様に多くの産業が存在するわけではなく、多くの人が仕事を求めている現状があります。
そんななか、アンコール・ワットのあるシェムリアップにて、単身カンボジアに飛び込み、2009年、若干25歳にしてクルクメールという会社を起ち上げた日本人女性起業家の篠田ちひろさんがいます。
今回のMoG プロジェクトは、創業者の篠田さんが代表を務めるクルクメールの事業を加速させることがミッションです。
単身カンボジアへ
篠田さんは、初めてカンボジアを訪れた2004年に、道路は舗装されてなく、数少ないバイクが通るたびに土ぼこりが舞う静かな観光の街シェムリアップで、貧しさとは裏腹にキラキラした笑顔で幸せそうに暮らすカンボジアの人々にショックを受け、幸せとは何かを考えさせられました。
カンボジアで考えた
何度かカンボジアを訪れ、日に日に増える自動車や建物から経済成長を感じる反面、5,6歳くらいの小さな子供が朝から晩までゴミをあさり、日焼けで真っ黒になった肌を砂埃で真っ白にしながらも一生懸命に生きる姿を見て、カンボジアの貧しい人たちのために自分は何ができるのか、と考えるようになりました。
対等の立場で、持続的にゆっくり成長するモデルを創りたい
『一方的な支援ではなく、お互いが対等な立場で協力し合い、持続的にゆっくり成長する、地域に根ざした“収入=仕事”を創りたい』
クルクメールは、2009年夏、アンコールワットから5キロほどの場所で始まりました。
“カンボジアの良いものを、多くの人に知ってもらいたい”
“この国の人々と文化を世界に誇れるものづくりをしたい”
“機会に恵まれない若者に仕事の機会を通じて人生をかえるキッカケをつくりたい”
“多くの貧しい農家と協力して、新しい産業をつくりたい”
そんな想いと共に始まったクル・クメールプロジェクト。
ハーブ製品をより多くのお客様へ
クルクメールはカンボジア産のオーガニックハーブを用いて、コスメ、アロマ、ハーブティ等様々なハーブ製品を生産・小売り販売してきました。クルクメールのハーブ製品は元々地雷が埋められいた土地から作られたハーブを用いています。かつて人を殺めていた土地が人々の健康を支える土地へ変わったのです。この背景に共感してか、観光客達はお土産としてクルクメールのハーブ製品を買っていきます。しかし、お土産としてだけでなく、もっと多くの人々に多くの場面でハーブ製品を利用して欲しいと篠田さんは考えてきました。そうなれば、現在貧困に喘ぐカンボジア人達にもより多くの雇用を生み出すことができるためです。
スパ事業への挑戦
スパ事業への挑戦 そこで彼女は2014年の11月から新たな事業を始めようと考えています。その事業とは、“スパ”をオープンすること。このスパでクルクメールが生産しているハーブ製品を扱えば、観光客がお土産としてだけではなく、彼ら自身がカンボジアでハーブスパを楽しむことができます。
そして、格段にハーブの需要を増やすことができ、農村にさらなる現金収入をもたらすことができます。 さらに、スパセラピストとして地元のカンボジア人により多くの雇用を生み出すことができます。この事業は“地域に根ざした仕事を作りたい”という彼女のミッションを体現する為に不可欠です。
全くの手探りの中で新たな事業へと挑む彼女に寄り添い、共に悩み抜くのが、今夏のMoGerの任務です。
※クルクメール メディア掲載実績
・NHK, 日経ウーマン, an an ほか多数