PROJECTS
MoGプロジェクト
思考と実践の高速サイクルで挑戦を形にする
very50だけの問題解決実践×教育プログラム
September 1, 2013 - September 11, 2013
カンボジア サンボープレイクック
カンボジア・第3の世界遺産候補で持続可能な新しいツーリズムを作り上げる
 
対象者 ・ビジネス思考、ビジネススキルを座学だけでなく実践まで通じてしっかりと身につけたい方
・海外で活躍をしたいと考える方
・就職活動、転職活動を含めた将来のキャリア選択の指標が欲しい方
・新興国でのマーケティング戦略に興味のある方
申し込み締め切り 募集は締め切りとなりました。
事前トレーニング期間 2013-06-22 〜
現地期間 2013-09-01 〜 2013-09-11
INFORMATION プロジェクト詳細

世界でも有数の歴史と文化と自然を誇るカンボジア。その魅力を求めて世界中から多くのツーリストが訪れ観光業が一大産業になっています。世界文化遺産に登録されているアンコールの巨大遺跡群、首都プノンペンの王宮はカンボジアの美しさを表現しています。

夥しい魅力を秘めるサンボー・プレイ・クック

カンボジアの文化遺産として最も有名なアンコール・ワット。 それに先立つこと500年以上前、6世紀から8世紀にかけて建立された王の都と王のための寺院が 今回の舞台であるサンボー・プレイ・クック遺跡群です。

煉瓦で作られた1300年前の建造物が森に囲まれて佇むその姿は、 当時のカンボジアにインドや中国との交流のある一大文明があったことを教えてくれます。

一方で顕在化しない数々の弊害

一見カンボジアのツーリズムは順風満帆に見えます。ただ微視的に見てみると様々課題が潜在しています。旅行業者が観光者に提供する画一したツアー内容、現地への理解が浅いツーリストによる環境・文化財破壊、ツーリズムで潤う一方でそれにあやかれない人の間に広がる格差など。

ツーリズムの新しい未来へ

そのような課題を解決しようと5年前に日本から単身乗り込んだ女性がいます。吉川舞さん。大学生のときにスタディツアーに参加し、サンボー・プレイ・クックに魅せられました。その後帰国してすぐ吉川さんは、同じく魅せられた友人ふたりとサンボー・プレイ・クック遺跡周辺の村に住む高校生たちと共に、村を知り、地域と遺跡について学ぶための団体を起ち上げました。そして大学卒業後は、内定していた企業を辞退して、カンボジアの遺跡修復や保全をするNGO団体に所属し、広報および体験ツアーの企画・運営に携わっています。

吉川さんとサンボー・プレイ・クックとの出会い

学生時代にカンボジアのスタディツアーに参加した際、サンボー・プレイ・クックに訪れた吉川さんは完全にその魅力に取りつかれました。

村の人々の暖かさ。ある民家に聞き取り調査に訪れた際、村民たちがあちこちから集まってきました。ある子供に関する質問をその母親にしたとき、隣のおばさんがまるで自分の子供のように話していたり、食用の植物のあまりの苦さに顔をしかめた吉川さんを見て、笑い転げる村民たちの姿をみたとき、吉川さんは村の人々から温もりを感じることができました。

加えて、遺跡と村との密接な関係。森の中に佇み遺跡、その周囲に人々が生活する村が点在しており、村の人たちは、その森で放牧をしたり、薪を拾ったりして生活を営んでおり、村の生活と寄り添うようにそびえる遺跡。

そんな吉川さんは完全にサンボー・プレイ・クックの虜となりました。

共にツアープログラムを創造

吉川さんのミッションは、魅力的なカンボジアの遺跡や社会に対する理解を深めてもらう機会の創出を通じて、地域に密着した遺跡の修復を目指し「修復と観光の快適な関係」を創ることです。

そして今回のプロジェクトは、吉川さんが目指す「修復と観光の快適な関係」を表現するような今までにない新しいツーリズムを共に創りあげることです。途上国での草の根からのマーケティング、カンボジアの観光地/ツーリズム、単身新興国に達成など皆さんが学べるものは多種多様です。

BRIEFING & ENTRY
募集は締め切りとなりました。