昨今、少子高齢化や社会の動きに伴い、学校経営に変化が求められて、経営そのものが非常に危うくなってる学校も少なくありません。
これまで通りの戦略を続ける学校やそして、日本企業も早晩残念ながら滅びる運命にあると思います。
学校とは「子どもたちの教育」をするサービスを行うわけですが、そのサービスを行う組織の人材戦略そのものが（どんな教師、どんなマネージャークラスか）つい見落とされがちになると思います。
特に私立学校は言うまでもないですが、学校も経営です。潰れます。
そして、高校生たちも多かれ少なかれ遅くても10年以内に社会に飛び出し働く卵たちです。
20世紀の経営資源といえば「人・モノ・カネ」でしたが、21世紀の成功の鍵は「人・人・人」です。

これまでとは何が異なるのか？、企業はどんな人材戦略を行っているのか？、そして必要とするのか？
10年後を見据えて「逆算から考える」ことを教師も子どもたち、そして日本という社会にすむ子供を育てる大人たちが怠ってはならないと思います。


今回の「教員のための政治経済」では、そんな世界・日本の企業の方向を知り、求められる未来の生徒たちの”活躍必要条件”を知り、
同時に学校経営としての教員の方も含む経営戦略を企業からも同時に学ぶという欲張りな狙いを持っています。



■スピーカ/ファシリテーター：
菅谷　亮介（特定非営利活動法人very50　代表理事/創業者）
1979年東京生まれ。
高校2年生時、全国音楽オーディションで作曲部門で合格。
以後、大学生活を送りながらも7年間をavexグループを中心にプロキーボディストとして活動。
一方で、大学時代からアジア諸国を中心に医療分野における国際協力の活動に没頭。
将来的に自分で社会事業を興すことを決め、音楽の道を卒業し、勉強の為に会社員の道に転向。デンソー、マッキンゼー・アンド・カンパニー（香港）
などのサラリーマン生活を経て、2008年に日本に帰国。
“人材づくり“が全ての世界の社会問題解決の基礎にあると感じて、08年6月にNPO法人 very50を創業。
高校生から大人までに対して、実践的なｿｰｼｬﾙﾋﾞｼﾞﾈｽの経営課題解決を通じた問題解決養成
プログラムのMoGを開発して提供をしている。これまで1000人以上がアジア10カ国42以上の社会企業でMoGに参加。
2017年より38歳にして、Mr.children桜井和寿氏に声をかけられ全国ツアー帯同など音楽業界に復帰。2足の草鞋をはく。


■過去参加者出身高校
近大付属高校、常翔学園高校、箕面自由学園、京都橘高校、雲雀丘学園、大阪成蹊高校、平安女学院、大阪高校他・・

　　　　
■開催趣旨
私どもvery50は2008年より大学生から50代までの方々の”大人”を机上ではなく、実践から学ぶ教育（アクティブラーニング）を10年に渡り行ってきました。
https://very50.com/highschool-mog/

手法として、アジア新興国のチェンジメーカー（社会的企業家）の経営課題をテーマに実践的なビジネスを通じた”問題解決能力”や”リーダーシップ”を
高めるMoGと呼ぶプロジェクトを提供をして実践力を養成をしております。
これまでいわゆる”意識の高い”大学生や一部上場企業の社員などでこれまで1000人以上がアジア10か国の世界のチェンジメーカーらの
事業改善を通じた自己改革を続けてきたわけですが、大人になり染みついた思考の癖、積極性やリーダーシップはやはり子供の時からの繰り返しの練習が必須だと気づきました。
大人ではやや遅い感じがあるわけです。
高校生時から“今までのやり方”を変えていかなければ、”世界で活躍する人財の母数はなかなか増えない”と気づいたのです。
そこで、高校生を変えるには毎日接しておられる学校や先生方を支えていくのが一番社会を変えていくには近道だと考えました。
日頃、先生方が中々耳にしない考え方や一般企業の動き、世界の動きなどを共有する「教員のための政治経済」を開催することとなったわけです。
これまで常翔学園高校と協力をして2回開催をしてまいりましたが、3回目は近畿大学付属高校での実施となりました。


■主催：very50×近畿大学付属高校
https://very50.com/highschool-mog/