MoGに参加した高校生や先生のリアルな声・現地で活動中の
MoGの様子・very50の活動などをお届けします。

鮄川宏樹さん

日本で当たり前のようなことが世界では当たり前ではないかもしれない。僕ら日本人の殆どは、栄養バランスのとれた食事を摂り、温かい場所で寝ることができ、20歳前後まで教育を受けることができ、何らか仕事を見つけることができています。しかしそんな恵まれた環境にいるのは、世界で見れば必ずしも多くはありません。僕らができることは、自分が与えられてきたことを活かし、世界へ、よりよい未来へ向けて、少しでも自ら行動していくことではないかと思います。

いきなり起業するのは大変かもしれません。でも、起業しなくともさまざまな形で貢献できる方法はあります。MoGは、自分自身を短期的かつ飛躍的に成長させる絶好の機会であると同時に、途上国の起業家へ具体的な提言と実行力を提供することのできる、素晴らしいプログラムです。

私が代表を務めるモンスター・ラボには、MoG卒業生の3人の若手社員がいます。1人は会社のコア事業であるITサービス開発事業のビジネスリーダー、もう1人は「グローバル×IT」をテーマとした当社初のオウンドメディアの編集長、そして最後の1人はグローバルソーシングという新規事業を立ち上げ子会社の取締役を務めるなど、いずれも20代半ばとは思えない活躍をしています。

MoGを通して得られるのは、コンサルティングスキル、コミュニケーションスキルといった面ももちろんありますが、何より、よりよい社会に貢献するという情熱、そしてそれを実行するリーダーシップだと思います。

それは、途上国で命をかけて事業を起こしている起業家と本気で事業に取り組むからこそ得られることに他なりません。ぜひ、皆さんも最初の1歩を踏み出してみてください。生涯のターニングポイントとなるような経験が得られるはずです。