MoGに参加した高校生や先生のリアルな声・現地で活動中の
MoGの様子・very50の活動などをお届けします。

Kさん

–なぜMoGに参加しましたか?

以前から発展の最中にあるアジア諸国を旅したいと考えていましたが、普通の旅と比較して得られるものが大きいと考え、参加を決意しました。事前説明会における代表・菅谷氏の忌憚の無い話し方に、他の国際協力系のスタディーツアーとはどこか違った「ガチンコ」な印象を感じたことも、参加に踏み切る後押しとなりました。

–事前トレーニングの内容はどうでしたか?

どの授業においても、チーム内ブレストなどを経て発表をするというような、常に参加者のアウトプットが求められました。漫然と話を聞くのみの講演会とは異なり、緊張感を持って授業に臨むことで、自分の実感を伴ったより深い学びを得ることができました。

–現地での活動はどうでしたか?

国内ワークでああでもないこうでもないとチームで必死に考え抜いた仮説を実際に現地で検証し、そこで新しい発見を得て、「それはどういうことなのか」と更に突っ込んで考える。短期間で結果を出さなければいけない緊張感の中で、頭と体をフル回転させることは正直かなりキツイものでしたが、目の前にある課題と真剣に向き合うことは、大変楽しく刺激的でした。

仲間がいることが支えになる部分も大きかったと思います。

–MoGで学んだこと、得たことはなんですか?

・「そもそも」を意識する考え方。
目の前の課題に対して、「自分たちはそもそもなんの為にこれをやっているのか」ということを常に意識する考え方を養うことができたと思います。プロジェクト当初、具体策に入っていく前に、まずパートナーである起業家・プロジェクト・自分たちMoGチームのそれぞれのミッションについて時間をかけて考え抜いた経験を通して、その重要性を認識できました。

また、現地でのインタビュー時など、具体的行動においても常に「そもそも」の目的を意識して、その目的を達成するために柔軟な姿勢を持つことも大切だと感じました。これは、ともすれば基本的なビジネススキル本に書かれている内容かとも思いますが、実際のワークを通じ身を以て得られる感覚はやはり違うと感じています。

・「現場」を通しての人との出会い。
経営者としてのパートナーの背中を間近で見て、その決意や葛藤、考え抜く姿勢などをリアルに感じることができました。デザイナーとの恊働では、視覚的な形での表現により人を感動させることができる「デザインの力」を肌で感じました。フィリピンの現地サポーターとMoGgerとの間で確執が生まれたこと、そしてそれを乗り越えた経験。新興国を生きるリアルな人々と深く関わることで、考えさせられる部分も多々ありました。

何よりも同じチームのメンバーとの出会いがあります。頭も体もクタクタになりながら、そして時にぶつかりあいながらも、互いに協力して前に進み続けなければいけない状況下で、他では得難い深い信頼関係が生まれました。

–MoGの参加を検討している社会人にメッセージ

私の場合は幸い転職期間中に参加することができ、比較的MoGの活動にコミットすることができました。仕事をしながらの参加は、生半可なものではないと想像できます。

しかし、このプログラムは、本当に真剣に取り組む人にはそれだけの成長を約束してくれる器を備えています。国内・国外いずれの活動においても、「当事者」としての責任や考えを求められます。

これは、若い社会人にとても重要なことだと思います。ぜひ、飛び込んで、なりふり構わず取り組んでみてください。