MoGに参加した高校生や先生のリアルな声・現地で活動中の
MoGの様子・very50の活動などをお届けします。

Yくん

–なぜMoGに参加しましたか?

僕は2009年のネパールMoGに参加したのですが、この2年間で自分がどれだけ成長したか確かめたくてプロジェクトに参加する事を決めました。

また、今回はリーダーという周りを引っ張っていく立場として参加したいという思いがありました。

–事前トレーニングの内容はどうでしたか?

事前授業は3C分析や4P分析といった経営分析の手法や、英語でのインタビューの方法を学ぶ授業、文化や生活が異なる人々とのコミュニケーションの心得を学ぶ授業など、とてもレベルが高く、吸収するのに苦労する部分もありました。

経営コンサルタントや起業家といった、実際にビジネスの最前線に立っている講師陣の授業は、大学で受ける授業とは一味も二味も異なり、結果を出すためには何を考え行動したらよいかという実践的な学習をすることができたと思います。

–現地での活動はどうでしたか?

バングラデシュのハティヤ島という外国人が滅多に立ち入らない場所で約10日間生活しました。

電気やガスなどのライフラインがほとんどなく、住人の多くが藁葺き屋根に住んでいるなど、文化や生活習慣が日本とは大きく異なっていましたがその違いを楽しみながら毎日を過ごすことができました。

島でたびたび起こるサイクロンから人々を守るために、避難訓練の啓蒙活動をするというのが今回のプロジェクトの目的だったのですが、日本で想定していたことと、現地で起きていることが違うということが何度かありました。

どんな場面であっても人と何かを成し遂げるためには、しっかりとしたコミュニケーションを取る必要があると強く実感しました。

–MoGで学んだこと、得たことは何ですか?

現地の人々の生活の中にしっかり入り込んで物事を見て、当事者意識を持って考えることができたという経験がとても大きかったです。

住んでいる地域が違うということだけで、ここまで生活環境や教育を受けられる機会が大きく違う物かと身を持って体験する事ができました。現地で起きている問題や課題、人々の苦労を目の当たりにして、世界がいかに広いかという事を実感しました。

MoGは観光地以外の場所や英語が通じない場所に入りこんで、その土地が抱える問題を知り、解決するために現地の人と同じ目線で一緒に考えてアクションを起こします。
こういった点がバックパック旅行やスタディツアーとの大きな違いだと思います。

僕は3年生の夏休みにバングラデシュプロジェクトのリーダーを努め、その後の就職活動では外資系コンサルティングファームに内定をいただくことができました。

振り返るとプロジェクト全体を通して現地の生活に密着し、現地では何が起きているか、住民には何が求められているかという事実を基に常に考え行動することで、論理的思考能力や問題解決力を徹底的に鍛えられたことが大きな糧になったと思います。

–MoGの参加を検討している学生にメッセージ

今まで以上に日本の企業や若者が海外に出て行くべきだと言われている中で、途上国の現場でプロジェクトを実行し、プレッシャーの中で結果を出すという経験を大学生のうちに経験できるということは、今後の人生において大きな糧になりますし、就職活動においても大きな武器になるのでぜひ参加してみてください。