MoGに参加した高校生や先生のリアルな声・現地で活動中の
MoGの様子・very50の活動などをお届けします。

MoGは自分が真剣に取り組めば取り組むほど、色々なことを吸収できるプログラム

–プログラムに参加した理由をお聞かせください。

幼少の頃より、いつか日本と海外での両方で活躍できる人間になりたいという夢を漠然と抱いていました。そんな中、たまたま会社で希望が叶って、海外などの新領域向けの事業企画の仕事を行うチャンスが巡ってきました。しかし、いざ異動すると分からないことだらけの日々・・机の上でマーケティング関係の本や海外の社会課題の本を読んでいても、当たり障りのないことが書いてある気がして、なんだか腹落ちしない。海外勉強会など講演会に参加しても、「すごい人がいるな・・」の感心で終わってしまう。そもそも自分って何がしたかったんだっけ?

そんなもやもやした想いを抱えていた頃にMoGの活動を知りました。しっかりとした事前トレーニングでマーケティングの基礎を叩き込んだ上で実際に現地に飛び込む、”実践的な学びの場”に魅力を感じ、チャレンジしてみようと思いました。

–MoGプログラムを通じて得たこと、学んだと思うことは何ですか?

・現地の人のニーズは、仮説をもった上で会ってしっかりヒアリングして、やっと掴める

今回、私たちはインドネシアの水問題について取り組みましたが、事前の国内の活動でインドネシアの水事情に詳しい人にヒアリングしたりマクロ情報を調べたりと、ある程度の情報が得られました。しかし、実際に現地で家庭訪問を通じて、お父さん、お母さん団体、お子さん、そして若い学生さんなど、色んな立場の人の声に耳を傾けてみると「思っていたより、これには困っていないぞ。日本人の感覚の押し付けだったかも?」ということや、「え!そんな問題があるんだ」といった、現地で直接、生活している様子を知れたからこそ気がついたことが沢山ありました。このことから、事前の調査や準備は絶対に必要、だけど、それに加えて、現地で頭と身体をフル回転させてつかむ情報、この二点が合わさった時、大きな気づきが得られるんだと改めて感じました。

・常に「Why?」を意識して行動すること、本気で考えること

短期間で8人のメンバーとディスカッションし答えを導く活動を通して、「なんでこの議論をしているのか」「そもそも今の課題は何か」「何を明確にすればそれは解決するのか」「どうやって明確にするか」のか、この4点を徹底的に明確にすることが求められました。ちょっとでもそこがぼやけていると前に進まないため、常に頭の中で整理しながら周りに説明し、チーム活動を推進する姿勢が身についたと思います。

・本気でぶつかり合える大好きな仲間との出会い

熱い想いを持ったメンバー8人全員が仕事をしながら、約五ヶ月間、平日の夜や休みの日を使って調査・スカイプ会議・アイデア出し合宿などなどパワフルな活動をしました。考え方やバックグランド、目標も異なるメンバーが集まっていたので、初めの頃はお互い遠慮もあったと思います。しかし、ハードなプログラムの中そんなことも言っていられない状況になり、途中でだんだん自分の中のリミッターが外れていきます。そこからはメンバー全員と遠慮なく、お互い納得するまでとことん意見をぶつけ合うことで、皆でゴールに向かって一致団結、最後まで頑張れたと思います。振り返ってみると、大変だったけど、本当に楽しかった!魅力的で大好きな仲間から日々刺激を受けながら、自分自身を見つめなおすきっかけにもなり大きく成長できたと思います。

–現地での活動はどうでしたか?

夏休み、インドネシアのジャカルタで9日間過ごしました。早朝のミーティングから始まり、現地調査、途中で状況確認などしながら、また深夜、答えが出るまでディスカッションの日々。 当初の仮説と違った発見が日々ある中で、「次何をすればゴールに近づけるのか」を短期間で考え行動に移すことが求められました。特に「課題の設定」はできても、それを「どうしたら解決できるか」まで導くのに苦労しました。精神的にも肉体的にもヘロヘロになりましたが、後にも先にもあんなに集中して本気で物事に取り組める機会はなかなかないと思います。毎日新しい発見と出会いがあり、ワクワクの連続でした。

–これから同様のプログラム参加を検討している方にメッセージ

マーケティングについて実践的に学びたい、海外の社会課題について学びたい、何か新しいことに挑戦してみたい、普段出会わない人に会って刺激を受けたい、そんな想いを持っている方。

MoGは自分が真剣に取り組めば取り組むほど、色んなことを吸収できるプログラムだと思います。終わった頃には、今よりぐんと広がった景色が見えていること間違いなしなので、少しでも興味があったら時間があるうちにぜひ参加してみてください!!