MoGに参加した高校生や先生のリアルな声・現地で活動中の
MoGの様子・very50の活動などをお届けします。

『高校ベトナムMoG』前半戦

こんにちは!very50の高橋です。
フィリピン・マニラのチョコレートMoG終了から数日、、、舞台はベトナム・ハノイに移りました。
今回のMoGは高校生!正確には、今年の春から新高校1年生になる工学院高校の生徒さんが参加しております

今回の舞台のベトナムは、全人口の約8%である700万人もの障がい者を抱える国です。要因としては、ベトナム戦争時代の枯葉剤の影響が大きいと言われています。また。障がい者だけではなく、経済的な理由から孤児となってしまった子、自閉症である子などが多々います。そして、様々な理由で親がこれらの子供を育てることができずに、政府が運営するセンターに送られ、多くの子どもがセンターで生涯をすごします。
しかし政府の運営するセンターの中では、イジメやネグレクトが頻繁に起きたり、十分に子供たちへのケアがされていない状況が起きています。 非常に閉ざされた世界の中で子供たちは育っていかなければなりません。そこで、これらの障がいを持った子や、孤児の子供達が持つクリエイティビティを伸ばし、社会の一員として、貢献できる人材へと彼らを育てることをミッションに活動しているクリエイティブ集団がTOHEです。

子どもが描いた絵をデザインし直して生まれてきた商品の数々。 そこから生まれた利益は、センターの子どもたちの教育費用や、彼らのクリエイティビティを向上させ、表現する場を提供するワークショップに当てられます。

商品デザインは、子供達の手によってどの商品にも、子ども達が描いたイラストが使用されており、どれも純粋でcreativity溢れるものばかりです。そこには、自身の持つ逆境にいる影どころか、 明るい未来すら描かれているように感じます。しかし、顧客対象となる欧米人・アジア人にはデザインの趣向に大きな差があり、実際には売上につなげるためにデザインを振り分けるのが課題になっています。

今回、高校生が高校生らしいアイデアでtohe側にとって良いアイデアを、この短期間で出せるのか!期待です。

さあ初日の最初は、自己紹介を兼ねた初めてのミーティング。

昼飯は手始めにみんなでフォーを食べました。純粋に美味しい!
その後、Toheのshopに移動してリサーチ。夜はみんなで飯を食べました。
2日目の朝は、toheが孤児センターで開いているワークショップに参加し、子供達と一緒にお絵描きをしました。
彼らは親に捨てられてしまった4歳〜8歳の子供達です。なのにもかかわらずびっくりするくらい元気いっぱいでした。むしろ元気すぎるくらい。。。
Toheのスタッフに詳しく話を聞いてみると、親がいなく大人からの愛情に飢えているため、大げさにはしゃぎ注目を集めようとしているそうです。少し胸が苦しくなりましたが、だからこそToheのやっていることの価値の高さを感じました。
高校生もshopでただ単に商品を見ているときよりも、”Toheの想い”を感じることができていたと思います。
その後はホアンキエム湖という湖にいきました。
なんでもこの湖は1年に1度大掃除をするらしく、その際湖に住む長老の大亀が一匹見つかるらしいです。。。ただ数年前になくなってしまったらしいです。。見たかったですね。
これから高校生がどのような成長を見せるのか期待です!

今日のひとこと

Toheとは元々飴細工を指すベトナム語らしいです!
こんな感じ!!やたら美形なピカチュウ、、、