MoGに参加した高校生や先生のリアルな声・現地で活動中の
MoGの様子・very50の活動などをお届けします。

『マイチャウ最終日。ハノイに帰ります。』 ウルスラ高校 MoG 8日目

 

今日は15時にマイチャウを出発して、ハノイに戻ります。

最後の朝食 in マイチャウ。最後だからと、いつもごはんを作ってくれるトワさんの旦那さんが、食パンではなく、特別にバナナパンケーキを作ってくれました。

その気持ちがありがたいです。毎日3食、おいしいごはんをありがとうございました。ただ、焼いたというより揚げた最後のパンケーキは、胃もたr、、

感謝の気持ちを込めて完食しました。

こんなかんじです。

マイチャウ最終日ということで、very50スタッフに、メンバーからリクエストがありました。先日うかがった、いわゆるBoPのお宅の12歳の娘さん(スワンちゃん)に最後にまた会いに行きたい、というということです。何か、応援したい気持ちを伝えるための物を考え用意していました。

勉強が学校一番でできる(300人の中で最優秀賞を取り、教科書などを無料でもらえているそう!彼女は家族のHOPEなのです)彼女のために、ペンとお守りになる鶴を、そしてご両親に扇子とハンカチをお渡しすることにしました。

「物やお金をあげることは、何か違うのではないか。本質的な支援になっていないのではないか」という葛藤もありながら、それが一過性の支援でしかないことを理解したうえで、スワンちゃんを想い、応援したい気持ちが少しでも伝わればと、みんなが考えた結果です。

先日は、ぬかるんでいた道も、昨日と今日の快晴で、歩きやすくなりました。

ハノイで買ったベトナムの帽子をかぶって、みんなでてくてく。

先日は、シャイでみんなに背を向けていたスワンちゃんも、2回目の訪問にわたしたちを明るく迎えてくれました。もう一回最後に会いにいきたいです、と言ったみんなの気持ちは、伝わったのかな。

文房具チーム。

ながい議論の末、昨日決定したのはタイトルと、柄です。

商品名は、  “TIEMO”(ティエモ).

HoaBan+に来て心から感じた、“人との繋がり”。そして、勉強、友達、恋愛、、辛い時も倒しい時も高校生活のすべてを見守っている相棒のようなペンケース

マイチャウにきてから、さとしとまさきが感じた想いと、高校生を応援したいという想いを込めた命名にしました。

相棒を肩に乗せてみるさとし。TIEMO(ティエモ)の真ん中にある持ち手の部分が手に見えて、かわいらしいのです。

でもこやつはかわいいだけではありません。高校生がペンケースを使うときに抱える問題をリサーチし、それを解決したものになっています。

~TIEMO(ティエモ)が解決した4つのあるある~

①ペンのインクでペンケースの中が汚れてしまうこと。

②教科書や資料集を机に置き、さらにペンケースを置くと、机の上が狭いこと

③消しゴムなど小さいものは奥に落ちてしまい、手を突っ込むか、ひっくり返して中身を全部出してとる必要があること

④横置きのペンケースだと、取り出したいペンがすぐに取り出せないこと

文字通り、頭を悩ませまくって解決策を導きだしました。

試作品第二号をチェックするみんな。

アクセサリーチームは、リクエストにマッハで答えてくれた刺繍チームのワーカーさんたちと記念撮影です。ベトナム語が話せない私たちと、英語が話せないワーカーさんたち。それでもコミュニケーションをとり、試行錯誤を重ねながら商品を完成させました。

さおり、せいな、あかり、それぞれが適材適所でリーダーシップを発揮してよく頑張りました。

最後のごはん。みんなを見守り通訳でも生活面でもサポートしてくれたサンと。

トワさんの孫のハーちゃん。2歳(多分)にしてデジタルネイティブです。慣れた手つきでYoutubeを完璧に使いこなしています。世代間格差を感じる、、、。

ずっとスマホいじっているのよ、、とあきれ顔のトワさん。

毎日ごはんを作ってくれたトワさんの旦那さんにみんなでお礼をしました。みんながお礼を言おうとすると、ササッと部屋に戻り、Tシャツを綺麗なものに着替えてきてくれました。笑 トワさん爆笑。笑

HoaBan+からは、ミサンガとコインケースのプレゼント。トワさんが一人ひとり結んでくれます。直接言葉は通じなくても、彼女と目を合わせればその強い想いは伝わってきます。

引率のみんなも頂きました。

桃色のミサンガをもらった桃子先生。アクセサリー班が作ったイヤリングが似合っています。

サンにもお礼を伝えます。みんなで声をそろえて「シンチャオ!」

ショップキーパーをしているフンさん。HB+が立ち上がった時にいた3人のうちのひとりである彼女は、来た当初は、あまり笑わない女性だったようですが、今では、みんなのムードメーカーです。大きな声で笑う彼女の周りにはいつも笑顔が溢れています。

帰国してすぐの28日にある高校の文化祭と、10月にある国際週間で売る商品を選びます。バイヤーのように、どれが売れそうか、を見極めます。ここは女子の出番です。

いよいよマイチャウを出発しなければいけない時間に。みんなの大きな成長がみられた日々でした。

また、戻ってきますね。

ハノイまでの4時間の道のりです。夜中まで議論をしていたのでこのあと爆睡。トワさんとクックも明日の朝のプレゼンに向けて一緒にハノイに向かいます。

クーラー、アスファルト、人込みと、クラクション。現代に引き戻されます。

明日の最終プレゼンで、泣いても笑ってもプロジェクトが一旦ひと段落します。(文化祭や、国際理解週間で自分たちが開発した商品を実際に売るため、プロジェクトは終了ではありません。)

さて最後の難関プレゼンテーション。どう乗り越えましょう。