MoGに参加した高校生や先生のリアルな声・現地で活動中の
MoGの様子・very50の活動などをお届けします。

『イベント当日』工学院高校MoG 7日目

 

ついに今日はイベントの日です!

チーム分けの準備をララスとして、備品の最終確認です。

9時からの予定が全然人がきません。。確認したことろ、村の政府の集まりが朝にあったらしく、イブイブが来られないとのこと。リサーチ不足でした。

しかし、始める9時30分には、結果的に当初の目標をはるかに超えイブイブとたくさんの子供たちが集まってくれました。

今回の特別ルールは、「拾ってはいけないゴミがある事」。拾っていいゴミは【ペットボトル・プラカップ・お菓子の袋】の3つだけです。

ちょっとした宝探し感と、わかりやすさ、

そしてGreennaで処理できるゴミ(お金に変わるゴミ)に限定する事で、Greennaにとってもやりがいのあるイベントにする狙いです。

競争形式に燃えて、「ドゥア、ティガ、サトゥ(3、2、1)、スタート!」に合わせて走り出していく子どもたち。ばしばし拾っていきます。

拾っていいゴミと拾ってはいけないゴミをちゃんと区別できているか、スタッフがチェックしながら進みます。

暑い中みんながんばりました。重さをはかって優勝者を決めます。男の子たちのチームが優勝。景品のボールを贈呈!

結果的にニーナの想像以上にゴミが集まりました。MoGerが一番心配していた「持続性」で、

①コストがかからないこと

②工場で処理できるゴミが沢山集まる事(←これが今のGreennaの優先順位だから)

の2点を考えてきました。景品の値段、集まるゴミの利益など細かく考え①は十分クリア。問題は②でした。

たとえ最大で15キロ集めたとしても、奇跡的に30キロ集まったとしても、ビジネスを回すための必要量の1日分には到底届きません。そこで「なにか付加価値」が必要になります。

結果、しかし、ニーナとしても「道にこんなに工場で知りできるゴミが落ちてると思わなかった」「村人の(ごみは価値があるという)教育にもなる」と言ってくれ、競争形式のこのイベントを継続させることを宣言してくれました。

イベント後には、周のつくったゴミ箱(通称あまねボックス)の使い方を子供たちに説明。

ゴメスにいじめられたという男の子(彼の名誉のため名前は伏せます)。どれだゴメス!

ランチは、ニーナが頑張っている高校生たちへと、湖で有名なLIDO(リド)へ連れて行ってくれました。初ココナッツジュースを堪能し、湖をぐるっと一周。

ここを運営している人のほとんどがお金持ちのアラブ系の人たちらしいです。かれらは、数年インドネシアに来て、こっちでも奥さんをつくり(4人まで奥さんを持っていい一夫多妻制です)、帰っていくのだそう。一夫多妻制はもともとは若くして未亡人になった女性などの救済措置として始まったらしいのですが、今では普通に4人まで奥さんを持っていいと思っている人もいるそうです。

ちなみにインドネシア人からすると、アラブ人にはちょっと見下されている気がして嫌なんだとか。人種の違いって、こういつもまとわりついてくるな。。

さてゆっくりした後はまた作業。イベントの改善点を出してもらい、事前に作成していたチェックリストで確認していきます。

MoGerが帰った後も「ニーナが続けてくれること」をぶれずに考え続けます。